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スキン・コレクター ジェフリー・ディーヴァー [本]


スキン・コレクター 上 (文春文庫)

スキン・コレクター 上 (文春文庫)

  • 作者: ジェフリー ディーヴァー
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/12/04
  • メディア: 文庫



スキン・コレクター 下 (文春文庫)

スキン・コレクター 下 (文春文庫)

  • 作者: ジェフリー ディーヴァー
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/12/04
  • メディア: 文庫



リンカーン・ライムシリーズの、第何作目?

捜査中の事故で、首から上と片手の人差し指(左手?)以外は不随となってしまったリンカーン・ライムと、その手足となって現場検証をする女性警察官アメリアが、異常犯罪に臨む。

「スキン・コレクター」は、例によって単純な殺人ではない。被害者の皮膚に刺青をし、その顔料に仕込んだ毒によって相手を殺すという、奇妙な連続殺人。しかも、その犯罪は、ニューヨークの地下に網の目のように残る古い通路を舞台としている。

暗くて、湿っぽくて、カビ臭い・・・そういう場所は、第1作目「ボーン・コレクター」を思い出させる。登場人物も、第1作目の被害者(生還)だった少女(パム)が19歳になって、重要な役割を演じている。

基本的な感想だが、第1作目でリンカーン・ライムを白人男性と想定して読んでいたが、映画化した時、ライムを演じたのはデンゼル・ワシントンだった。

それ以来、ライム皮膚の色はどう設定されているのか無意識に注目しているが、今回も、それについての言及は無かったように思う。白人でも黒人でも、彼の明晰さに変わりはないが。

意外な展開、どんでん返し、相変わらず頭脳明晰なライムと、行動的なアメリア。さすがな感じだが、やや展開がもったりする感じがしてしまった。こちらの読む力が衰えているのだろうか?

犯人は意外な人物だったが、推理小説のセオリーとしてはよくある、かな。
その人物が疑われないように、いいタイミングで好都合な事件が起こっているから。
もちろん、そのことには全く気がつかなかったけれど。




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