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福澤諭吉生家を訪ねる 大分県中津市 [旅]

30年間一万円札の顔だった福澤諭吉が引退、渋沢栄一にバトンタッチするという。

名残を惜しんで、というわけではなくて、以前から一度は行ってみたいと思っていた福澤諭吉生家を、今年は訪ねることができた。

福澤諭吉の生家は、九州は大分県、中津市にある。JR中津駅から徒歩15分くらいのところ。

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築200年くらいにはなるだろう。茅葺屋根の家は、今まで見学したことのある武家屋敷と比べても、質素で、つつましい部類。よく手入れされ、保存されている。

「生家」と呼んでいるが、諭吉は実は大阪生まれ。大阪の中津藩蔵屋敷勤務だった父を早くに亡くし、母や兄弟たちとともに中津に帰郷した。

福澤家は下級武士の家で、中津では身分差別がきびしかった。その体験がのちの「天は人の上に人をつくらず」の思想につながっている。

・・・などと語り始めると長くなるから、あとは福澤先生の本を読んでほしい。

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なんの飾り気もない座敷は、大変に清々しい。

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糸車が置かれている。
女性の経済的な自立をうながした諭吉の先見的な思想を連想する。

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隣の立派な資料館には、諭吉の生涯を追って、様々な資料が展示されている。

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上の写真は左から二人目が諭吉。
福澤先生は大きな人だったんだなあと、実感。思想だけじゃなく、身体もね。

***

広い駐車場と、休憩のできる茶店がある。

茶店の店員さんは、今、諭吉の母「お順さん」をNHK朝ドラの主人公に!という運動をしているそうだ。いいアイデアだと思う。


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