鍋島焼の里・大川内山 佐賀県伊万里市 [旅]
鍋島焼、というと、シンプルな丸いお皿に洗練された図柄、鮮やかな色。
美術館などにあると、必ず見入ってしまう美しい焼き物だが、これがどんなところで作られているかはあまり想像したことがなかった。窯元って、だいたい山の中なんかにあるんじゃないの、という程度の認識。
だから、実際に鍋島焼の産地、佐賀県伊万里市の大川内山(おおかわちやま)に行ってみたら、本当に、実に本当に山の中なので、むしろびっくりした。
一応地図を貼っておく。
伊万里までは、博多から西鉄のバスで1時間50分くらい。
伊万里駅から車で、約15分くらい。
実は、ここでもバスに乗り遅れてしまって、タクシーを利用した。
タクシーの運転手は、例によって博識である。
「ずいぶん山の中にあるんですね」というと
「そりゃ、大川内山は藩のオトメの場所だから」というお答え。
オトメ、は「お止め」なのだろう。確かに入り口に関所があり、江戸時代は鍋島藩によって人の出入りが厳しく制限されていた、とのこと。それだけ鍋島焼は価値が高く、図様や製作方法などが外部に持ち出されるのを警戒していたのだと思われる。作品も、江戸時代は一点物が多く、主に皿で、鍋島藩から他藩や幕府への贈答品となっていた。
現代では、坂道に沿って窯元が何軒も立ち並び、それぞれ個性ある磁器を制作、販売している。
街のあちこちに、白地に青の陶版が印象的に使われている。
こちらは、バス停にあった地図。
橋と、そこに据え付けられた豪華な壺。
***
この後、伊万里から有田まで、松浦鉄道で向かった。
一両編成の可愛い電車。
車窓の風景ものどかで、とても気持ちがいい。
美術館などにあると、必ず見入ってしまう美しい焼き物だが、これがどんなところで作られているかはあまり想像したことがなかった。窯元って、だいたい山の中なんかにあるんじゃないの、という程度の認識。
だから、実際に鍋島焼の産地、佐賀県伊万里市の大川内山(おおかわちやま)に行ってみたら、本当に、実に本当に山の中なので、むしろびっくりした。
一応地図を貼っておく。
伊万里までは、博多から西鉄のバスで1時間50分くらい。
伊万里駅から車で、約15分くらい。
実は、ここでもバスに乗り遅れてしまって、タクシーを利用した。
タクシーの運転手は、例によって博識である。
「ずいぶん山の中にあるんですね」というと
「そりゃ、大川内山は藩のオトメの場所だから」というお答え。
オトメ、は「お止め」なのだろう。確かに入り口に関所があり、江戸時代は鍋島藩によって人の出入りが厳しく制限されていた、とのこと。それだけ鍋島焼は価値が高く、図様や製作方法などが外部に持ち出されるのを警戒していたのだと思われる。作品も、江戸時代は一点物が多く、主に皿で、鍋島藩から他藩や幕府への贈答品となっていた。
現代では、坂道に沿って窯元が何軒も立ち並び、それぞれ個性ある磁器を制作、販売している。
街のあちこちに、白地に青の陶版が印象的に使われている。
こちらは、バス停にあった地図。
橋と、そこに据え付けられた豪華な壺。
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この後、伊万里から有田まで、松浦鉄道で向かった。
一両編成の可愛い電車。
車窓の風景ものどかで、とても気持ちがいい。
2019-04-22 11:32
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コメント(2)
旅行記、毎回読ませる文章ですよねぇ(^^)
まるで軽快なステップ(〃'∇'〃) モチ書評も
興味深く拝読させて頂いております(^o^)丿
by middrinn (2019-04-22 21:41)
middrinnさま
嬉しいコメント、光栄です。
無い知恵をふり絞って書いております(^^;
お時間ありましたら、またお立ち寄り下さいね。
middrinnさまのブログも楽しみに読ませていただきます。
by YURI (2019-04-23 00:12)