SSブログ

エフゲニー・キーシンのラフマニノフ [音楽]

今回はお気に入りのYouTube映像。



ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。ピアノ奏者はエフゲニー・キーシン。
長い動画だが、特に33分くらいからの5分間は見逃さないで欲しい。

***

昔(1985年くらい?)、ロシア人の若き天才ピアニスト、スタニスラフ・ブーニンが大変なブームになったことがあった。すらりとした長身の青年で、日本で熱狂的な人気だった。

5歳年下のキーシンの登場は、その少し後。神童として、コンクールの優勝歴はないものの、まさに天才的な技巧と表現力で、やはり大人気となった。

この動画は、そのキーシンの約30年後の姿である。

若き天才と呼ばれたアーティストが、生涯その天才ぶりを維持していくのは大変なことだと思われる。30代で亡くなった早熟の天才モーツァルトが80歳まで生きたとして、死ぬまで天才的でいられたかどうかは誰にもわからない。

10代で天才だったキーシンの、40代の演奏はどうだろう。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、テレビやフィギュアスケートなどでもよく使われて、大変ポピュラーな曲。聴き慣れた旋律でも、キーシンの演奏は「はっ」とさせるものがある。

一つ一つの音がすっきりと際立って明確。独特のタメのようなテンポの変化が個性的。

中年になった今もなお、やはり、キーシンは天才であると思う。




nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。